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Dfinityとは?

DFINITY とは、ブロックチェーンを使って分散型のクラウドコンピューティングプラットフォーム(インターネットコンピュータ/ Internet Computer)を提供しようというプロジェクトです。DFINITY Foundation は次世代のクラウドまたは分散型インターネットである「インターネットコンピューター (Internet Computer) 」の作成を目的とした非営利組織です。

DFINITY は、独立(分散)したデータセンターを世界中に持ち、ネットワーク全体で高度なブロックチェーンコンピュータープロトコル (ICP ※Internet Computer Protocol) を実行することにより、世界で初めて動的Webサイトをホストし、インターネット上でWebスピードでパブリックブロックチェーンを動かせるようにしました。(参考:2021年5月にメインネットをローンチ

現在、ロードマップ の途中段階であり、最終的にはBitcoinチェーンやEthereumチェーンも、Internet Computerのスマートコントラクト(Canister)から操作可能になる統合が予定(※)されています。
(※)Bitcoinチェーンとの統合は2022年夏、Ethereumチェーンとの統合は2022年第3四半期に予定

これにより、Web3.0 の構築・体験を、画期的なUX / Webスピードで実現することが可能になると考えられています。

当産学研究PJ「C3F」では、このInternet Computerに関するエバンジェライズ&インキュベーション環境創出をパートナーと共に推進していきます。

<参考(公式ページ)>

■ Dfinity : https://dfinity.org/

■ Internet Computer : https://internetcomputer.org/

9つの特徴

Dfinity / Internet Computerの特徴を、9つにまとめて簡単に紹介します。

基本的にブロックチェーンではデータ処理/台帳の分散を実現しますが、DAppsの提供/コンテンツのアクセスには外部のクラウドサービス(AWS等)の既存Web(Web2.0)の仕組みを実際には併用してきました。しかし、Internet Computerでは、AWS等で提供されるクラウドサービスのデータセンター/サーバを分散する仕組みを備えており、Webのフロントエンドから分散構造を採用することが可能となり、真のエンドツーエンドのWeb3.0実現が可能になります。

100%オンチェーンで動く分散アプリケーションの構築が簡単にできます。開発者は自由にCanisterと呼ばれるスマートコントラクトとストレージのセットでアプリケーションを設計・構築することが出来ます。ブロックチェーンの強度の改ざん耐性でデータ改ざんの心配もなく、ファイアウォール等の複雑なシステム設計も必要ありません。サーバ等も用意する必要はありません。また、アプリケーション利用をスケールさせるために、トークンエコノミクスを実装することも可能です。

(例) 分散型SNS、分散型メールサービス

Internet Computerは、NNS(Network Nervous System)という、オープンでパーミッションレスで自律的なガバナンスシステムを備えています。トークン保有者は世界中の誰もがNNSに提案(プロポーザル)を出すことができ、それが採用されるとICPネットワークに完全に自動でデプロイされ、ネットワークはリアルタイムに順応し進化していきます()。また、DApps向けには、SNS(Service Nervous System)が開発中で、開発者が dapp を開発する際に、トークンベースの非中央集権型ガバナンスシステムを簡単に構築し、DAO化することが可能です()。

"Chain-Key"暗号技術 等を応用することにより、Internet Computerは毎秒最大 11,500 件のトランザクションを処理でき、サブネット間のアップデートコールで平均 2 秒のファイナリティ、クエリコールはwebスピードで実行できることを実証し、最も強力な 100% 統治型ブロックチェーンであることを示しました。また、Internet Computerはノードを追加してトランザクション処理容量を無限に拡張することができ()、無限のスケーラビリティを期待できます。

Internet ComputerではCanister(スマートコントラクトとストレージ)を動作させるために一定のサイクル(手数料)を支払います。通常のブロックチェーンとは異なり、ユーザがガス代等の手数料を支払うことなくサービス側がガスを用意する設計のために、ユーザはガス代(手数料)の心配をすることなくDApps(サービス)を利用できます。これまで、(例としては)Ethereum上で構築されたDAppsでは、ユーザがそれを使用するためにウォレットやガス用のトークン残高を必要としていましたが、その必要はありません。MetaMask(メタマスク)のようなブラウザウォレットを連携して利用することも可能です。これはUXの最初の障壁を下げるのに大きく貢献します。

Internet Computerでは、"Chain-Key"暗号技術により、ブロック署名は48バイトの単一公開鍵を使って検証することができ、多くの他のブロックチェーンがブロックが発行される度に大量の情報を同期させなければいけないのに対し、低負荷・低コストで信頼性を保障することができます()。これは環境にとても良い仕組みとなっています。

​Dfinity独自の WebAuthn 技術により、指紋認証や顔認証でWeb3.0体験にアクセスできます。パスワードは必要ありません。さまざまな生体認証(FIDO認証)のみのパスワードレスを実現し、また、マルチデバイス・マルチアプリケーションで、INTERNET IDENTITYのIDを使用できます。そのため、いくつもID/PASSを管理する必要はありません。なお、技術的に個人情報の第三者的管理者がいない設計であるため、データを悪用される恐れもありません。

Internet Computerは仮想マシンにWebAssembly(WASM)に対応しており、これはEthereumのEVMに相当するものでEVMよりも高速・高性能だとして注目をされています。このWASMでコードをバイナリで実行し、Webブラウザで3Dやゲーム等の高負荷な処理が可能(超高速処理に対応)となります(ex. WASMはUnity等でも使用されている)。また、複数のプログラミング言語からのコンパイルに対応しているため、開発者の得意とする対応言語を使用しての開発が可能となり、新たな学習コストを必要としないメリットもあります。

"Chain-Key"暗号技術を応用することにより、BitcoinネットワークやEthereumネットワークとInternet Computerを統合(仲介者のいない相互運用)することが可能になるアップデートが予定されています。例えばメリットとしては、「統合によって Bitcoin のトランザクションがほぼゼロコストになってファイナリティが2秒になる」とDfinityの創業者であるDominic氏が発言しています。これまでは「レイヤー2(オフチェーン)」などで考えられていたスケーラビリティ対応ですが、Internet Computerのオンチェーン(Canister)でスケーラブルにBitcoinの送金やEthereumのDeFi/DApps等を扱えるようになります。

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−− 競合は誰ですか?

既存のインターネットベンダーの全て、クラウドサービス、コンテンツ配信サービス、ファイアウォール、データベースサーバ、などなどです。

Dominic Williams・Founder of DFINITY

※引用( https://youtu.be/RZul12MLPqo )

Web3.0のアーキテクチャをアップデートする

  • No Big Tech

  • No Legacy Building Blocks

  • No Cloud Services

    • No Need Database Server​

    • No Need Web Server

    • No Need DNS Server

    • No Need FireWalls

etc

Web3.0のフロントエンドに

Dfinity / Internet Computerが、Web3.0のフロントエンド基盤になる可能性が高いと考えています。

 

→スタートアップが立ち上げるDApps(アプリケーション)は、今後Internet Computer上に構築されると考えています。

(図はイメージ)

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